
エクステリア工事を行う際に、補助金を活用できる場合があるのをご存じですか?エクステリア工事は、ブロック塀の撤去やウッドデッキの設置、バリアフリー化など、幅広い工事にわたります。これらの工事に関して、自治体や国がサポートする補助金制度があり、費用を抑えて安全で快適な空間づくりを実現できるチャンスです。本記事では、代表的な補助金とその概要についてわかりやすくご紹介します。
エクステリア工事の補助金は、工事内容に応じてさまざまな種類があり、自治体によっても提供される補助金が異なります。具体的には、ブロック塀撤去に関する補助金、ウッドデッキや木製品の補助金、そしてバリアフリー化のための補助金などが一般的です。以下では、これらの補助金について詳しく見ていきましょう。
安全性向上のための工事として、ブロック塀の撤去に関する補助金が用意されている自治体があります。例えば、福岡市では「ブロック塀等除却費補助事業」として、老朽化したブロック塀の撤去費用を支援する制度があり、危険性のある塀の撤去にかかる費用の一部を補助してくれます。補助金を受けるには条件があり、例えば福岡市の例では、危険性が高いと判断された塀が対象になります。このような補助金制度は他にも御殿場市や目黒区などの自治体でも実施されているため、地域ごとの詳細を確認することをおすすめします。
参照元:「ブロック塀等除却費補助事業」(福岡市)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/bid_safe/life/3609.html
エクステリアの木製品の設置に関しても補助金が利用できる場合があります。林野庁の「外構部等の木質化対策支援事業」では、ウッドデッキや木製フェンスなど、木材を用いたエクステリア工事に対する補助を行っています。この制度は、地域に自然素材を活用した建築物を増やし、環境負荷を軽減することを目的としています。補助対象となる木材の規定や施工の条件があるため、詳細については林野庁や施工会社に確認しましょう。
参照元:「外構部等の木質化対策支援事業」(林野庁)
https://www.kinohei.jp/
エクステリア工事の中には、バリアフリー化に対応した補助金もあります。高齢者や障がいのある方のための住宅改修において、手すりの設置やスロープ工事などが補助の対象です。名古屋市や柏市などでは、これらの工事に対する支援が行われており、住宅内外の移動の安全性を高めることを目的としています。各自治体で条件が異なる場合が多いため、利用を検討する際は事前に各自治体の担当窓口や施工会社に確認を行うことが重要です。
参照元:
名古屋市https://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/24-2-3-4-6-0-0-0-0-0.html
柏市https://www.city.kashiwa.lg.jp/kourei/kaigo/kaigohoken/service/jutaku.html
エクステリア工事で雨水タンクの設置も補助金の対象になる場合があります。雨水タンクは、雨水を貯めて庭の水やりなどに再利用できる設備で、環境保護の観点からも注目されています。自治体によっては、雨水タンク設置に関する補助金制度を提供しているところもあり、タンクの購入や設置費用の一部が支援されるケースもあります。地球環境の保全に貢献しながら節水にもつながるため、費用を抑えて設置したい方にはおすすめです。
エクステリア工事に活用できる補助金をうまく利用することで、費用負担を軽減しながら理想の住まいを実現することが可能です。ただし、補助金は申請から交付決定までに時間がかかる場合があり、また、自治体や国によっては予算や申請件数に上限があるため、早めの行動が必要です。また、交付が決定する前に契約や着工を行うと補助金が支給されないケースもあるため、各自治体や施工会社と相談しながら計画を進めましょう。