
家の周囲や片面を大きく取り囲むフェンス。主な用途は目隠しですが、建物全体の外観に影響する大事なエクステリアなので、おしゃれでセンスの良いフェンスを設置したいものです。
ここでは、おしゃれなフェンスの施工事例をご紹介しています。
鮮やかなブラウンが映える横格子のフェンス。アルミや樹脂ではなく、あえて本物の木によるフェンスとすることで、高級感や温かみを演出しています。よく見るとフェンスの中に開閉式の扉。大型家具の搬出入時などに重宝しそうです。
人工木材を用いたスタイリッシュな印象のフェンス。シックなダークカラーのフェンスに緑の植栽がよくマッチしています。フェンスの一部に切り込みを入れてポストの投函口を設けるユニークなアイディアにも注目です。
アルミフェンスと迷ったとの施主ですが、最終的には縦格子のウッドフェンスを選択。アプローチの白と人工芝の緑、建物のグレーと調和し、非常にカラーバランスの良い全体像に仕上がっています。ウッドデッキにかけられた黄色のシェードもセンスあるアクセントです。
薄っすらと敷地内の影が感じられるビュースルータイプのフェンス。白の門柱と並び、スタイリッシュで現代的な印象を演出しています。フェンスの中はリビングから直接出られる広々としたテラス。プライバシーを守りながらBBQを楽しめるスペースです。
軽やかで繊細な印象のある縦格子のスリットフェンス。横格子フェンスに比べて圧迫感が少なく、また採光性が高いためフェンス内が暗くなりにくいという特徴があります。見る角度により内側が見えにくくなる目隠し機能にも優れたフェンスです。
なぜフェンスを設置するのか、という基本を確認しましょう。
フェンスの主な設置目的は、目隠し、敷地の境界線の明確化、防犯効果、家全体のデザイン性の向上など。中でも目隠しがフェンスの主要な目的です。
道路沿いに建つ住宅に、もし目隠しフェンスがなければ、道行く人たちからリビングでくつろいでいる家族の姿が丸見え。プライバシーを公開しているようなものです。
ただし、フェンスは家の外観に大きく影響を与えるエクステリアなので、やはりデザイン性にもこだわりたいもの。建物の外観を引き立てるおしゃれなタイプのフェンスを選んではいかがでしょうか。
フェンスには、大きく分けてアルミ製と木樹脂製の2種類があります。
一般に広く利用されている種類がアルミ製ですが、素材はアルミでも見た目が木製に近い風合いのタイプなど、家の外観に合わせた商品から選ぶことができます。耐久性の高さもアルミ製の特徴です。
木樹脂製は、天然木の風合いを持つ樹脂を使用した種類。見た目はほぼ天然木のようですが、実際の素材は樹脂なので高い耐久性が期待できます。
厳密にはフェンスとは異なりますが、テラス屋根とサイドパネルを組み合わせた目隠しも人気です。
フェンスを設置する際には、高さに注意しましょう。
フェンスが低すぎると目隠しとしての役割が薄くなり、フェンスが高すぎると家の外観に圧迫感が出ます。敷地の形状にもよりますが、一般的にフェンスのちょうどよい高さは地面から180~200cm程度。フェンスを設置する予定の境界線から離れたり近づいたりなどし、エクステリア業者の意見も参考にしながら適切なフェンスの適切な高さを検討しましょう。
フェンスの設置により、屋内の採光や風通しに影響が生じることもあります。
たとえば、窓に近い位置にフェンスを設置すると、屋内の風通しが悪くなるかもしれません。敷地の都合、どうしても窓の近くに設置しなければならない場合には格子状のフェンスを選ぶなど、何らかの対策が必要です。もとより、窓の上方よりも背の高いフェンスを設置すると、採光も風通しも悪くなる恐れがあるのでご注意ください。